20年前の私に伝えたいこと
こんにちは。稲田 紗弓です。
次のステップが見えた、と前回お伝えしましたが、そこから実は隠れていた2つ目のステップ、撮影した動画のリスト化にいまだ、取り組んでおります。
正確に言うと、撮影した動画を1つの外付けハードディスクにまとめようと思ったのですが、その整理に時間がかかっています。
もともと、動画制作をしていることもあって、クライアントの動画素材や編集したものも1年間は保存してあるのですが、その動画で編集済み・納品済みのものも移動させようと思ったら、まぁ結構な時間がかかっています。
すでに3日目に入っているのですが、なかなか進んでいきません…。
動画ファイルを1つの外付けハードディスクにまとめる理由は…
これは単純にこれから編集していくのに、こっちの外付けにはこの動画が入っていて…、これにはこの動画…と管理するのはあまり得策では無いように感じたからです。
これまではローカルのドライブが容量いっぱいになると、とりあえず外付けに移動させちゃおう!としていたのですが…(5年もそれでよくやれていたよな…とある意味関心しています…。)その整理整頓もついでにこの際やってしまおうと思ったら…3日立っても終わりの目処が立っていません。
動画ファイルって重いので100Gくらいあるのもザラなので、移動にも4時間とか6時間とか平気でかかるんですよね。
だから、これから動画編集をしていくって方は、2016年クライアント用外付けとか、自分のコンテンツ用とか毎年定期的に依頼をしてくださるお客様がいらっしゃればその方専用の外付けハードドライブを割り当てることを強くおすすめします。…殆どの方がやっていそうですけれどね…。
この外付けの整理整頓が終わったら、リスト化を終えて、更に次のステップに進んでいく予定です。
今日はそんなところです。
手を変え、品を変え、自分を変える
こんにちは。稲田 紗弓です。
前回、進んでいかないんですよね…。なんてお話をしたんですが、あのブログ記事を書いた直後に、進めることが出来ました。
なので、前回の記事から少しずつ進むことが出来ているのですが、正直、結構少しです。でも、ここに気づかなかったら、まだ進めずにいただろうな、と思うので、ちょっとそのお話を…
進めない、それにはちゃんと理由がある。
「進められない」と嘆いていたのに、その直後から、進められることが出来たのか、と言うのはですね…「もう一度、洗い出しをし直した」と言ったところでしょうか。
自分の中で分かっていることって、わざわざノートに書いたり、テキストエディタでまとめたり…としているつもりでも、深くまで考えていられなかったりするんですよね。なので、もう一度、それをやってみようと思って、それに取り組みました。
そうすると、これまで「次の段階」と考えていたことは、実は5つくらい先の事でした…。その前の4つのステップを無視していたから、進められなかったんですよね。これに気づけたので、今は無視していた2つ目のステップに取り組んでいます。
抜け落ちていたステップに気づかせた質問
自分の中でスッキリしていない状況があったり、もっとはっきりさせたいことがあると、ノートにその企画を通して、自分がどう変わるのか?を改めて書くことがあるんですね。今回も、その質問の答えをノートに書いていて、ようやく『足りないステップ』に気づくことが出来ました。
結構、どんな企画でも「何で自分がやるのか?」が明確になっていないと身が入りきらないことって有りますよね。自分自身とその企画をどれだけ上手く繋げていけるのかが、明暗を分けることもあるかな…と思います。
質問:
- 企画の目的
- 企画のゴール
- その企画を実行することで得られること
- 企画を実行する上で心配なこと、不安なこと
- 何で今、その企画を動かしたいの?
- この企画が終わった時、自分はどんな風になっている?
- この企画を通して変わる10のこと
- 企画実行のための前提条件や事前情報としてあること
- 企画のスケジュール
- 企画の予算
こんな感じです。…よくあるやつですけれど。この質問に改めて答えていて、あるポイントが抜けていたというか、深く考えていなかったことに気が付きました。
ようやく見えた、落とし穴
以前、この質問に答えた時、スケジュールをざっくりと立てたんですけれど、それは「料理コンテンツの作り方」の必要なコンテンツ数をベースにしてスケジュールを立てていたんですね。
でも、そもそもコンテンツ制作をするにしても、実は何年も前から撮りためた料理動画があって、その編集を進めていくことも考えていたのですが、その動画がどれだけあるのかを把握していなかったんです。
「撮った」と言う記憶はあっても、「何を撮ったのか?」は覚えていませんし、この先も増え続けるコンテンツを覚えきれる訳ありませんよね。
必要なのは今ある未編集の動画の数、そしてその内容を把握すること、だったんですよね。
なので、今は未編集の動画のチェックをして、リスト化しています。ここがなかったので、やるって言ってもね…と止まっていたんですよね。
経験者からすると当たり前なのかもしれませんが、私のように初めての場合はこんなことにも1か月近く時間を費やしてしまうんですよね…。
あぁ、1か月前に戻りたい…。
心の準備を整えるために、時間を費す
こんにちは。稲田 紗弓です。
前回の記事では、1歩がどうしても踏み出せない、と言うかスタートラインに立つまでもかなり時間を費やしたのですが、そこからの1歩までもかなり遠いんだな…と感じたとお伝えしました。
やったことが無い事にはついつい臆病になりがちですよね。…全員では無いと思いますけれど。でも進められない、と言うことは何かが足りていないということを教えてくれているってことですよね。
どうして進んでいかないんだろう?
進んでいかない原因としては…
- わかっているつもりでも、実はやり方が分かっていない
- やり方はわかっているけれど、自分でやったことが無いので二の足を踏んでいる
- 次にやることがまとまっているようで、しっくり来ていない
大体、こんな感じですかね。
なんか、全部当てはまるような気がしてなりませんけれど、ごちゃごちゃ頭のなかでこねくり回すよりも、やったことがないことに関しては、やりながら覚えていくしか無いんじゃないかな?と思っているんですけれど、どうしても進んでいかないんですよね。
それは、前回もお伝えしたとおり、どうしても時間を作ることが出来なかったり、進めるための材料が揃っていなかったり、材料を揃えるための時間を作れてなかったり…と、色々と「言い訳」に使えそうな理由があるんですけれど、その中でもこれが一番の原因かな…と思うことがあるんですよね。
心の準備が出来ていない
これって結構大きい理由ですよね。つまり、考えられる進められない理由も全ての根源はここに繋がっているように思います。
3年もかかったのに?
やっとスタートラインに立って、コンテンツ制作を進められる段階になったのに?
コンテンツも何を目的に作っていくのかも決まっているのに?
どんなコンテンツを作るのかもわかっているのに?
…と進めない理由を否定する声も自分の中にはあるんですけれど、それでも立ち止まることを選んでいるんですよね。
幸い、立ち止まっている今は、「料理コンテンツの作り方」以外の動画制作が詰まっているので、周りから見れば「進められなくて仕方ない」という状況なんですけれど、でも、ずっとこの状況が続くわけでもないので、どこかで落ち着くときがあるから、その時に1歩踏み出して2歩、3歩…と続いていけるようにしていきたいんですよね。
つまり、今このタイミングで心の準備をしておけよ、ってことなのかな?と思い至りました。やったことが無いから、グダグダ始める前に考えるのも計算の内にしておけば良いんですよね。そうすれば、立ち止まることも「過程の1つ」と考えられますもんね。
心の準備を整えるには?
じゃあ、心の準備を整えるのに、私は一体何をするべきなんでしょうかね?
まずは、自分で立てた計画を熟読して、これを自分で進めていくんだって潜在意識に刷り込ませることですかね。潜在意識に刷り込ませると、物事って意外とすんなり行くよなと思っています。
これは私の学生の頃の癖だったのですが、出来ることを怠けていつまでも引っ張る事がよくあったんですよね。でもその度に本当にイライラするんですよ。
自分にもイライラしますし、引っ張り続けている間に状況って何も変化していないので、変わっていかないことにもイライラするんですよ。
だから、やれば良いんだって行動に移すと、自分でもびっくりするくらいに早く終えられたりして…。さっさとやっておけば良かったって思ったことは過去に数知れず…。
最近はようやく学んだのか、出来ることはさっと終わらせて、次をやる様にちょっとずつ出来るようになってきたんですね。これって、ようやく私の潜在意識が学生時代の癖を捨てて、社会人の対応になってきたんじゃないのかと思います。
だから、心を整えないと行けない状況というのは、対峙している物事が非常事態みたいな感じに捉えているんじゃないかと思うんですけれど、それが「通常」だと思えばあまり負担なく出来ますよね。つまり、「通常」と思えるまで、それを繰り返し行えば、サラッと進められるようになるんじゃないかな?と思っています。
つまり自分にとっての「当たり前」を昇華させて行くこと
ここまで書いて気づいたのですが、つまり今は出来なくても出来るようになりたいことを「自分にとって当たり前ですけど?」みたいな感じにすれば良いってことですよね。
よくある話しのやつですね…。ここまで書きましたから…この先どうなっていくのか、自分でも楽しみです。
では、また。
1歩がどうしても…
こんにちは。稲田 紗弓です。
前回の記事で、自分のコンテンツを作ろう…と最初に考えて行動を始めようとしてから3年たち、ようやくスタートラインに立った、とお伝えいたしました。
ようやく、自分の中で「今ならコンテンツを作れるかもしれない」と思えるようになった2016年9月。そこから約1か月間何をしたのか、についてですが、実は、以前よりは進んだのですが、当初の計画よりは進んでいない…と言う状況です。悲しいですけれど。
コンテンツって何?
以前、つまり3年前になぜ、私がコンテンツ制作を進められなかったのか?と言うと、そもそも「コンテンツとは何ぞや?」と思っていたんですね。
当時、すでに動画制作を始めていたので、なんとなくはわかっていたのですが、やはりなんとなくしかわかっておらず、ぼや~とした理解しか出来ていなかったんです。
でも、同世代の人でもコンテンツを作れている人たちだっているわけだし、年下の人だって、自分たちでアパレルのブランドを立ち上げてお店を構えている人たちだっているわけだから、年齢が問題じゃないんだな。私が理解できていないだけなんだな…。と悲しくなったのを覚えています。
ですが、すでに動画制作をしていたので、数多くの「コンテンツ」には関わっていたんですよね。ですが、自分事になった瞬間にその定義が曖昧で霞んでしか見えないようになっていました。
今も、正直なところ、「コンテンツとはこうです!」とはっきりとは伝えられる自信はありませんが、私の場合、一言で言えば「料理コンテンツの作り方」がコンテンツなんですよね。
当時は「料理」をコンテンツにしようと考えていたので、「料理」に含まれることが多すぎて、取捨選択が出来なかった、とも言えるんですけれど…
何でそのコンテンツをやるの?
「何を自分のコンテンツにするのか?」が決まったら、次は何でそれをやりたいのか?を考えていく番です。
これは私の場合は、「料理コンテンツの作り方をコンテンツにしたいのは、ITやWebを学びたいけど、ただ学ぶだけじゃ身にならない。そして同じようにITやWebに悩んでいる方に、自分の好きな事をコンテンツにしながらITやWebを学んでほしい」という事ですね。
これは私自身が誰かのWebサイト制作を代わりにやる事にストレスを感じたことが大きいです。Webについて何もわからない人と1つのものを作り上げていくことが正直、すごく辛かったんです。
ひよっこの私でさえわかることは「Webの世界の進み方は、想像以上に速い」という事です。
だから、お客様が作りたいと思っていることがすでに古い、と言うことが多くあります。2年前に流行っていたWebサイトのデザインも分かる人が見ると「2年前のだな」と気づくんですよね。つまり、そのデザインのままにしていると言うことは「Webサイト運営にあまり力を入れていないんだな」と感じてしまうということです。
個人の趣味として運営されている場合でしたら良いかもしれませんが、それがビジネスになった場合、Webを疎かにしているところと言うのは、商品についてよく知りもせずに営業に勤しんでいるようなもの…。うーん。この例え、あんまり良くわからないかな…。苦笑。パジャマで営業しているようなもの、の方がわかりやすいかな。
とにかく、今は古いですよ。と言っても、「こんな風に作りたい」と思っている事をすんなりと変えられる人って少ないんですよね。
これは、Webに対する知識の得る方法を知らないので、とりあえず自分の知っている事を形にしようと考えるのかなと思います。
これは誰が悪いわけでもありません。
私は、その架け橋になれたら良いな、と思っています。すでにWebに精通している人の話って、やっぱりわからないし。笑。実際に料理コンテンツを作りながら、ITやWebについても学べたら、良いかな?と思ってるんですけどね…。
どうやってそのコンテンツを運営していくの?
「何でそのコンテンツをやるのか?」が明確になったら、最後はどうやってやっていくのか?を考える番ですね。
実はここにすごく時間がかかっていて…。
私のコンテンツは「料理コンテンツの作り方」なので、ベースとなる「料理コンテンツ」が無いと、何も進んでいかないんですよね。
まずは、料理コンテンツを作る。これはまずは料理をして、それをコンテンツにするってことなんですが…
- 料理しているところを動画撮影する。
- その動画を作る。
- そしてWebページ用の記事を作る⇒どんどん増やしていく
- このコンテンツを作るのに必要な動画の作り方やWebサイトの作り方についての記事も増やしていく
- このWebサイトだけの企画を立てて、実行し、記事にしていく
簡単に言うとこんな流れなんですが…。正直、動画撮影はどんどんできているんですけど、動画の編集がすでに詰まっています。
完全に言い訳ですけど、だって他の動画編集が忙しいんだもん!!
言い訳から解決策を考える
ちょうど、色々と動画編集が重なってしまっていて、やってもやっても終わらないし、終わったと思ったら、撮影に行って新たな編集に取り掛かって…と言うような感じです。
だから…どうしたら良いでしょうかね?睡眠時間を削るしか無いんですかね…。
と、解決策は今よりも成長した時にわかってくるんだろうな…と言うような状態です。
まとまらないので、ここらへんで。
もがいて、もがいて、もがいても…
はじめまして。稲田 紗弓です。
私は、この1か月くらい、かなり真剣に自分のコンテンツをカタチにしようともがいています。
実はこのコンテンツは3年くらい前からずっとカタチにしようとしていたのですが、何をどうしたらカタチになるのかもわからず…何が出来るのかもわからず、何をしたいのかもわからず、Webサイトの作り方だってわからないし…とわからないことだらけで、まったく進められなかったんです。
なぜ、それを今になって本格的に始動させようとしているのか?と言いますと…、私は自分のコンテンツとして「料理」と決めていたのですが、それをどうやってITやWeb、そして動画と絡めていけば良いのかが、自分の中で腑に落ちるカタチを見つけられずにいたんです。
でも、ようやくその糸口が見えてきたんです…!!
sbccと料理って、遠すぎやしませんか?と思う方が多いと思うのですが、とりあえず私の話を聞いてください。
私にとって料理とは…
私が料理をし始めたのは19歳の頃、大学へ進学してからでした。ただ、小さい頃から母の手伝いで包丁を握らせてもらったりするのは大好きだったので、中学1年生の時にイカの捌き方、そして高校2年生の時にイワシとアジの捌き方を教えてもらいました。なので、1から自分で料理が出来ることに、とっても楽しみにしていたんです。でも…
大して料理もできないくせにホワイトソースからグラタンを作ろうと思って4時間もかかってしまったり…
おやつにドーナツを作ろうとして、揚げたら全く膨らまずに、「何で~?」と思ったらベーキングパウダーを入れるのをすっかり忘れてしまっていたり…
友達が家に遊びに来るからと、2回も自主練をしたのに、本番では塩を忘れてしまったり…
と、料理に関しては人知れず失敗を繰り返してきましたが、それにもめげずに気がつけば10年以上、料理はずっと私の趣味です。…そうなんです。趣味なんです。
けれど、「絶対にコンテンツにした方がいい」と4年以上も言い続けてくれている人がいて、その度に「こんなのコンテンツにするほどの価値ある~?」と思いつつも、ここまで続けられているし、コンテンツにしたら、もっと勉強できるかも~!と考えている自分もいました。
…けれど、「コンテンツにする」と言うことは、ただ料理を作っていれば良かった今までとは違うんですよね。
料理なので、写真か動画での撮影が必要になりますし、その写真や動画を皆さんに見てもらうためにWebサイトだって必要になります。写真や動画は何とかなるにしても、Web…とそこでまず立ち止まりました。それが3年前です。
3年かかったけれど
私、ITやWebについて興味なんてありませんでしたし、愛情なんて全く持っていませんでした。けれど、大学卒業後に「独立したいな」と思い、「独立のために、何が必要かな?」と考えた時に、真っ先に浮かんだ答えが「Webサイト」でした。
当時は、写真家として独立を考えていたので、作品を多くの人に見てもらうためのポートフォリオサイトが必要だと思ったのですが、いざ本屋へ行き、Webに必要そうなHTMLの本を読んでみても、ちんぷんかんぷんで…。
1分も読んでいられず、何度か挑戦してみたのですが、学ばなくては行けない事の多さと、必要なことだから…とも割り切って勉強し続けることが出来ずに、途中で挫折してしまいました。
その、挫折感を引きずっていたのですが、3年前に立ち止まってから、sbccですでにあるWebサイトの1ページを作る所から始め、cssをいじってみたり、お客様のWebサイトを作らせてもらったり…としているうちに、少しずつWebについての基礎の知識を身につけていきました。
こうなってくると、人のものばかりではなく、自分のものを作ってみたいと思いはじめたのが先月のことでした。
好きなこと×ITやWebで学びを深めていってほしい
そもそも、私がWebを学ぶことを諦めてしまったのは、はじめに読んだ本が初心者向けじゃなかったんじゃないか?という疑問を持っています。それほど、Web初心者だったんです。
でも、ちょっとずつWebサイトについて教えてもらいながら、時には自分でも調べたりしてなんとか初めてのお客様のWebサイトを制作し終えた時、わからないから出来ないわけじゃないんだなと思いました。
けれどWebの事をもっと学んでいくためには、自分でもWebサイトを運営していたほうが、お客様が困ることに気付けるようになるよな…と思ったんです。
でも、WebやITを教えられるほどには今からやってたんじゃ更に10年かかるよなぁ、と思った時に、料理コンテンツを作る、その作り方をコンテンツにすれば良いのか!と思い至りました。
コンテンツ制作に興味のない方には料理コンテンツとして楽しんでもらえて、コンテンツ制作に興味のある人にも楽しんでもらえるWebサイトだったら、料理×ITやWebで作れるんだ!と…。
もがいて、もがいて、もがいて、ようやくスタートラインに立つことが出来ました。
誰もがストレス無くウェブを扱える社会になればいい
こんにちは、川村 みきをです。
19年前にITの分野に関わるようになってから、ずっと思っている事があります。
それは、“誰もがストレス無くウェブを扱えるようになればいい”ということ。
特に、会社に勤めていた頃はそれを痛感しました。
- メールが送れない・・・
- ホームページのレイアウトが崩れている・・・
- パソコンが立ち上がらない・・・
- パワーポイントで営業資料を作ったら文字が半分見えない・・・
ITやウェブに関する“困ったこと”は仕事をしていると際限なく吐出してきます。
そんな時に同僚や部下、上司はわたしがITやウェブに少し詳しいと知るや否や、
わたしの仕事の都合などお構いなしに質問攻めに合っていました。
わたしが長野県長野市で事業所を運営していた時も、
仙台,新潟,大宮,六本木,新宿,名古屋,松山・・・・と他の事業所の人がバンバン電話をかけてきて、ITやウェブのことを聞いてきます。
最初こそ、『頼られてるぅ~』といい気分でしたが、一日何人からも何回もそんな質問を浴びせられると心はかなり疲れます。そして、質問した人達の質問内容に満足な回答が出来ないと相手は残念そうな時には、せっかく連絡したのにあなたはITやウェブの専門家でしょ?みたいな空気を漂わせて来ます。
もう、そんな空気が耐えられず会社に居る時はひたすら専門書を読み込み、
事業運営に関わるウェブ系の様々な困り事に即時に応えられるように知識を増やして行きました。
■人の要望は尽きない
そうるすと次は、時短です。
つまり・・・相手に取ってわかりやすくイメージしやすく伝えることを目指しました。どれだけ、適切な回答でも分かりづらかったら相手もわたしもストレスになります。だから、適切だと判断出来る回答を相手がイメージしやすい伝え方で伝えられるように、いろいろな方法を試してきました。
「川村さんにパソコンのことを聞くとわかる。」
という噂が社内に広がり気づいたときには社内の一人パソコンサポートコールセンターのような役割になっていました。その噂が社長か常務かの耳に入り、新しく立ち上がった社内のIT事業部の部長に抜擢されました。
と、ここまでなら苦労→成功したストーリーになるのですが、
ここから話は続きます。
■出世が全て幸せにつながるとは限らないむしろ…
新しく立ち上がった社内のIT事業部は北海道から福岡まで事業所を展開しました。
最初こそ、順調に見えましたがすぐに問題が勃発しまくりました。
ITやウェブという分野はものすごいスピードで進化していて、今日設定したものが明日にはエラーを引き起こすということなどザラでした。
それは、2016年10月の今日でもあまり変わっていないように思います。
進化し続けているものは安定しません。
安定しないから、技術者が保守管理メンテナンスを行い続けていく必要があり、それでもエラーが出るからその対応に追われるわけです。それは、ITやウェブの仕事に携わっていない一般的な人から見れば混沌とした状態に見えることでしょう。
それでも、そんな状態でもIT技術者がITやウェブと向き合っていられるのは彼らがITやウェブを好きだからだとしか言えません。
- プログラムを組むのが好き
- パソコンをゼロから組み立てるのが好き
- ウェブシステムをオリジナルにカスタマイズするのが好き
- コーダー(HTMLなどの言語を扱う人)なら、美しい言語を書けた時に悦を感じるとか・・・
そういう感情が少なからず、いやとても多くあるのではないかと思います。
仕事だから生活の糧を得るためにやり続けていくにはITやウェブという分野はとてつもない精神力を要します。わたしがそうでしたから。
上司や部下、同僚にわたしは“いいカッコ”したいというただ、それだけの自己顕示欲で一人パソコンサポートセンターを運営していましたからよくわかります。
“いいカッコしたい”というそんな感情だけで気づいたらIT事業部の部長になっていました。
で、そこで初めて気づいたのです。
「わたし自身、そんなにITやウェブのことを好きじゃないぞ・・・」ということに。
これはかなり衝撃的でした。
■立場が変わって見えてくるものは…
豊富な知識を得て人の役に立つことが出来るという状態で、そのコンテンツであるITやウェブに全く愛情が無かったのです。
当時はそのことがただただ、ショックでしたが最近その当時のわたし自身の気持ちを思い出しつつ、何故?これだけ仕事にも生活にもITやウェブといった要素が入り込んで来ているのに大多数の人はもっと積極的に、ウェブを構築するスキルやレイアウトデザインのスキルなどを身につけないのでしょうか?
何故?ほんの一部の技術者やデザイナーだけがそういったスキルを身にまとおうとしているのでしょうか?
いや・・・もっと言えば、何故?多くの人がITやウェブを使うことではなく、使われるようなことを選択されているのでしょうか?
という疑問がここ数年間ずーとありました。
そしてひとつの“ 解 ”が出ましたそれは・・・
■多くの人がITやウェブに使われているのは…
ほとんど大多数の人が、IT事業部の部長をやっていた頃のわたし自身のように、
ITやウェブに対して愛情や興味など皆無なのではないかということです。
愛情や興味が無いものを人は積極的に身につけられるはずがありません。
いや、むしろ関わり合いを持たないのではないでしょうか?
そう考えると、毎日仕事で使うのに少しでもわからないことがあれば、すぐに電話してわたしに質問してきた上司や同僚、部下の人達の感情も納得が行きます。
彼らは、仕事で必須であるにも関わらず、ITやウェブのスキルを一向に身につけようとはせず、全部わたしに聞いていたのは、(ITやウェブに)愛情も興味も無かったから。
この結論は大きく間違ってはいないでしょう。
なので、必要にかられても多くの人が愛情も興味もないITやウェブのスキル習得には乗り気にはならないんでしょう。それは仕方の無いことなんでしょう。
この大前提に立って物事を考えたら、誰もがストレス無くウェブを扱える社会を作るための施策がひとつ見えてきましたそれは・・・・
その人自身が興味を持っていて愛情があるモノをコンテンツにしていくことから始めればいい
と、いうことです。
■その人自身が興味を持っていて愛情があるモノをコンテンツにするとは…?
ここにパンが大好きな女性が一人います。
彼女はパンを小麦粉の調合から入り作っていきます。
パンを小麦粉から調合していく
小麦粉の調合からパンを作っていくなんて、好きじゃなかったら絶対しません。
何故なら、今の世の中はいともたやすくパンを手に入れられるからです。
だから、小麦粉からパンを作るということはパンに対して興味と愛情があるということで間違い無いでしょう。
本人はそれを健康のためとか、言っていますがそれもあると思いますがその前提には尽きること無い興味と愛情が見えます。
で、パンを小麦粉から調合して作っていくこととウェブが何の関係があるのか?
ということになりますが、人は尽きることが無い興味や愛情があるものに対しては放っておいても勝手に取り組んでいます。
それをウェブと結びつけていくということです。
この考察は少し長くなりますのでまたの機会に、書きます。
いま、自身の事業のホームページを本気で作っているところです
いま、自身の事業のホームページを本気で作っています。
これまではクライアントのホームページをつくることにすべてのチカラを注いで来て、
いろいろな知識や知恵、技術が身につきようやく自身がやっている事業のホームページの製作に意識を向けることが出来るようになってきました。
と、言っても実は既に今日の時点(2016年7月15日の時点)で、
新しくホームページを作り始めて1年半の年月が過ぎています。
その間実に23回ほど仕上げて(サイトを)公開しては閉じてを繰り返してきました。
なんていいますか、
何かをつくることになるとどんどん理想を追い求めていき、
途中で妥協が出来なくなる性分なんです。
この自身の性分にハッキリ気づいた時に一部のクライアントを除き、
sbccは『新規でホームページを制作させていただく事業』はやめました。
何故なら・・・
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